Apr 17
日本には「銀座ルノアール」という喫茶店がある。会議室を設けるなど、かなり大規模なチェーン展開をしており、1989年には業界で初めて株式の店頭公開をおこなっている。この喫茶店は画家のピエール・オーギュスト・ルノアールの洋画のレプリカを多く展示していることでも知られている。
ピエール・オーギュスト・ルノアールは、日本の洋画家である梅原龍三郎に強い影響を与えたとされる。1908年に渡仏した梅原は、1909年にルノアール本人に指導を受ける機会を得た。梅原はこの時の体験やフランスの芸術事情を1910年に『白樺』という雑誌に寄稿している。
ピエール・オーギュスト・ルノアールという名前は「ルノワール」と表記されることも多い。どちらかというと、「ルノアール」といった場合は同名の喫茶店チェーンを指すことが多いようだ。しかし、どちらかが間違いということはなく、ネット検索でどちらを打ち込んでも問題なく画家に関する情報が見られる。
ピエール・オーギュスト・ルノアールはフランス中南部のリモージュで生まれた。3歳の時、一家でパリに移住し、13歳で磁器の絵付職人となる。しかし、当時のフランスでは産業革命、機械化の影響で、伝統的な磁器絵付けの仕事は減少していた。このため職人としての仕事を失うこととなったルノアールは画家を目指した。

